・谷根千の暮らしから
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根津のアパート「曙ハウス」
かつて根津界隈は「曙の里」と呼ばれていたことから、 この名前がついたのだろう。
童話を中心とする出版社「金の星」の創始者 斎藤佐次郎が建てたもの。
「金の星」は「赤い鳥」に触発されて、大正8年に創立され、 野口雨情、小川未明、坪田穣治、松谷みよ子他多くの童話作家の作品を世に送り出している。
昭和5年から7年にかけての苦難の時代に、「金の星」社は、この「曙ハウス」に事務所を置いていた。
「曙ハウス」界隈には、昭和前半の古い町並みがそのまま残っている。
「はん亭」とならぶ根津の象徴的建物ではないだろうか。
西日暮里、「諏訪道」の棟割長屋。
面左下は、百合科の「アガパンサス」。
谷根千界隈には、一家に一本といっていいほどよく見かける園芸植物である。
日暮里はかつては「新堀」と書いた。
あまりに風光明媚なため「日暮しの里」と呼ばれるようになった。
このあたりは、まさにその「日暮しの里」だった場所である。
根津の長屋
かつては長屋だったのだろうが、両端が切り取られ「短屋」になっている。
どこか痛々しいが、それでもしっかりと自己主張している。
岡倉天心記念公園近くで
見つけたごみ箱
現役なのだろうか?
だとしたら、すばらしいことだし
もしそうでないのならば
月夜の晩にそっと蓋を開けてみたい。
「塵を捨るべからず 小便すべからず」そこは「正式の」ごみ集積所
これって、江戸っ子のちょっとした、洒落?
ところで、谷根千は町の掃除が隅々まで行き届いており、道路が本当にきれいです。